30代後半(アラフォー)不妊治療ブログ

現在37歳。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、慢性子宮内膜炎。お金なくて、バイトしながら ギリギリでで治療しています。

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《不妊治療》不妊原因No.1『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』とは?診断基準は?治療で妊娠できるようになるの?

 

こんにちは。不妊治療がんばり中の 30代後半の 新米主婦のブログです。

私が診断された『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』は「1番多い 不妊の原因」と言われています。しっかり 知っておかないと!(=゚ω゚)ノ

 

不妊治療 情報《目次》

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

『 どんな病気?』

『 原因は?』

『診断基準は?』

『 治療で妊娠できるようになるの?』


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目次

 

 

 

『多嚢胞性卵巣(PCO)』と『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』

多嚢胞性卵巣(PCO) …超音波下での卵巣所見にネックレスサインが認められる状態。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)…多嚢胞性卵巣(PCO)に加え、月経異常とホルモン異常が加わった状態。

 

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 よく出てくるこの2つ。実は 違うのだそうです。私は 同じものだと思っていました。(/ω\)

「ネックレスサイン」とは、卵巣の中に小さな卵胞が たくさん育ち(=多嚢胞化)、ネックレスのように卵巣の周りに並んだ状態をいうそうです。「ネックレスサイン」の状態になると、卵巣表面は硬くなり、排卵が起こりにくくなるそうなんです。

 

 

『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』はどんな病気?

『排卵障害』が起こることです。

⇒卵胞が成長しない。排卵できない。排卵が遅れる。

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定義は、「両側の卵巣が腫大・肥厚・多嚢胞化し、月経異常や不妊に多毛・男性化・肥満などを伴う症候群」とされているそうです。「卵胞の質が悪い」と 書かれているサイトも ありました。それは こわい…( ゚Д゚)

 

 

『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の割合は?

女性の 約5~10%にみられる。

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「不妊女性」の5~10%じゃないんです!「女性」の5~10%なんです!それは多い!!さすが、『1番多い不妊の原因』と言われているだけありますね…。(;´・ω・)

 

 

『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の原因は?

・ホルモンのバランスのが 乱れることで 起こる。

・ホルモンのバランスが乱れる原因は、完全には 解明されていない。

「インスリン抵抗性」が 関与している可能性が高い。

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不妊の原因NO1の病気の原因が『原因不明』なんて、、なんだか おかしい。笑

なんらかの要因で、ホルモンのバランス(男性ホルモン女性ホルモン両方含む)が崩れることで、排卵障害が起こる ということは 判明しているようです。

最近の研究では、ホルモンバランスの乱れは、実は「インスリンの異常」なのでは?という話が 多々あがっているようです。でも まだまだ研究中なのかな? 「PCOSの人には、インスリン抵抗性を示す人が多くみられる」「インスリン抵抗性を改善すると、PCOSの症状が改善された」のような書き方のサイトが多くみられ、明確に「PCOSの原因だ!」と言っているサイトは とても少なかったです。たぶん『インスリン抵抗性』が PCOSの原因の一つ で間違いないんでしょうね。コチラ⇒[「PCOS」と「インスリン」]

 

 

『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の症状は?

・ホルモンバランスの乱れ、排卵障害による「月経異常」

・男性ホルモンの増加による多毛などの「男性化兆候」

・インスリンの異常による「肥満」。 

 

でもこれら症状は、人により かなり異なるようです。日本人は、男性ホルモンの影響は あまり見られないそうです。PCOSの私は「肥満」とは 無縁の体質です。いろいろ ですね。

 

 

『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の診断基準は?

①「月経異常」がある。

②「ネックレスサイン」が確認される。

③「血中ホルモンの異常」がある。

 

上記3つが揃うと、『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』と診断されます。 

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①「月経異常」;規則正しくないなどです。

②「ネックレスサイン」;不妊検査・不妊治療で必ず行われる『超音波検査』で判明します。卵巣の中に小さな卵胞が たくさん育ち(=多嚢胞化)、ネックレスのように卵巣の周りに並んだ状態をいいます。

③「血中ホルモンの異常」;生理3日目前後血液検査で、以下のいずれかに 当たる場合です。

・血中男性ホルモン高値

・LH基礎値高値かつ FSH基礎値正常

・LH≧ 7mIU/ml(正常女性の平均値+1×標準偏差)かつLH≧ FSH

・BMI≧ 25(肥満)の人は LH≧ FSHのみ

私は、2番目と3番目に当たります。先生は、シンプルに「LHとFSHの値が 逆転している人だよ」とだけ 伝えてくださいました。

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『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』の治療は?

●妊娠を希望していない場合

低用量ピル(経口避妊薬)等のホルモン剤を用いる。

 

●妊娠希望している場合

①薬による「排卵誘発」

②腹腔鏡下手術

③体外受精

④インスリン異常に対する服薬

 

●肥満があれば 減量・運動。

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ここでは「妊娠を希望している場合」をピックアップです!

①薬による「排卵誘発」;お薬によって、卵胞を育て 成熟させ 排卵まで誘導します。「卵巣刺激」ってやつですね。

②腹腔鏡下手術;手術で 卵巣の表面に穴をあけ、排卵しやすくする方法だそうです。でも手術までする人は、かなり稀のようです。

③体外受精;『体外受精』に切り替えること が、実は PCOSの治療のひとつに なるんだそう。卵胞はちゃんと育ってるの?排卵はちゃんとできてるの?などの不安が、「体外受精」だと なくなります。むしろ 卵胞が多く存在するので、たくさん採卵でき、スムーズに体外受精に取り組める人も 多いようです。(※全員ではありません)メリットもあるなんて、なんだか不思議ですね。

④「インスリン異常」に対する服薬;「インスリン抵抗性」がホルモンバランスを乱す原因のひとつと考えられています。なので、糖尿病の治療に用いる『メトホルミン』などの薬を服用し、インスリンを正常化させます。それにより、PCOSの症状が改善される事例が たくさん出ているそうです。

  

 

『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』治療で妊娠できるようになるの?

気になるのは ここですね。

★結論★

PCOSでも、『治療』により 妊娠は可能です! !

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(絶対じゃないです。)

いろんな人のブログなど読んでいても わかるのですが、PCOSでも 妊娠できている人は たくさん います!知らず「自然妊娠」している人も たくさんいるそうです!!

『治療』を ちゃんと受ければ、妊娠できる可能性大♪ 安心しますね。^^

 

 

まとめ

・『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』とは、「卵胞の成熟が悪い」「排卵ができない」病気。

お薬(内服薬・注射)で 排卵は 調節できる場合が多く、妊娠は可能!

・「体外受精」に切り替えることも 選択肢のひとつ。

「インスリンの異常」を改善すれば、病気自体が 治る可能性がある。

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次の課題「インスリン抵抗性」

『まとめ』の最後に上がるインスリンの異常「インスリン抵抗性」。「インスリン抵抗性」って、要は「糖尿病」の前段階のようなもの。私は痩せ型で、食事も質素好み。糖尿病」なんて無縁の体質…。はて? 

ということで、次は「PCOS」と「インスリン」の関係だぁ!(ノ・ω・)ノ

コチラ⇒[「PCOS」と「インスリン」]

 

 

 

参考にさせていただいたサイト

多のう胞性卵巣と言われました。どのような病気ですか – 日本産婦人科医会

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS) - 22. 女性の健康上の問題 - MSDマニュアル家庭版

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でお悩みの方へ | 大津市 医療法人 木下レディースクリニック

 

 

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