こんにちは。
不妊治療がんばり中の、30代後半の 新米主婦のブログです。
体外受精の『卵巣刺激』をすると、よく出てくる『卵巣過剰刺激症候群(OHSS)』とは?
改めて、再確認します!(゚Д゚)ノ
目次
今回参照したのは、厚生労働省の資料です。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1r01.pdf)
『卵巣過剰刺激症候群(OHSS)』とは?
『卵巣刺激』により 卵巣が 腫れて大きくなり、体に起こる 様々な異常のこと。
『卵巣刺激』により「FSH」がたくさん体に入ると、卵胞が たくさんでき、卵巣が 腫れあがります。卵巣が 腫れあがると、お腹や胸に 水が たまるなどの症状が 起こります。その状態を『卵巣過剰症候群(OHSS)』と言うそうです。
軽度の場合も ありますが、重症化すると、腎不全や 血栓症など 合併症に繋がることが あるそうです。
どれくらい 腫れるの?
通常 :2~3cm。
軽症 :6cm以上
中等症:8cm以上
重症 :12cm以上
※腫れだけでは 判断されません!
基本、『卵巣刺激』により卵巣は 腫れるものなので、少しの卵巣の腫れなら たいした問題とはならないそうです。ほかにも、腹水や血液の異常も加味して、OHSSと診断されます。
いつ 起こるの?
hCG 製剤を 投与後に 起こりやすい。
私が実際に『卵巣刺激』を経験して、先生から 注意が必要だと言われた期間は、hCG注射から 5~6日後でした。
どういう人が 危険なの?
・若い人。
・やせ型。
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人。
・刺激の反応が 良い人。など
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)についてはコチラ ⇒[多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)]
他、過去にOHSSの既往がある人や、多胎妊娠の既往がある人も 注意が必要だそうです。特に注意が必要なのは、妊娠したとき! 危険度はグッとあがるそうです!!
どれくらいの頻度で 起こるの?
発症率:約5% 。
『排卵誘発』治療をしている人の 5%程度に 発現するそうです。『排卵誘発』にも いろいろ ありますが、やはり「多数の卵を得る」ことを目的として行っている場合は、さらに 発生頻度が上がるそうです。
稀な例として、妊娠中に自然発症することも あるそうですよ!稀だそうですが。
初期症状は?
・おなかが 張る。
・おなかが 痛い。
・吐き気がする。
・急に 体重が増えた。
・尿量が 少なくなる。など
やっぱり 早期発見が大切!上記のような症状が 一般的だそうです。
予防は?
・「FSH」投与量を 最小限に抑える。
・「アンタゴニスト法」を利用する。
・「hCG」の利用を 制限する。
・妊娠を避ける為に、新鮮胚移植を避ける。
・採卵後に、注射や薬でホルモンを抑える。など
●「FSH」投与量を 最小限に抑える。
基本として、「FSH」の投与量は 最小限に抑えるのが 良いようです。卵胞の発育を確認しながら、調整するんですね。
●「アンタゴニスト法」を利用する。
「アンタゴニスト法」は、たくさんの卵胞を得る卵巣刺激法の中で、いちばん卵巣の負担が少ないので、推奨されています。
●「hCG」の利用を 制限する。
採卵前の「hCG製剤」が、OHSS発症の引き金になる例が多いそうで、「hCG製剤」の量を減らしたり、代わりに「GnRHアンタゴニスト製剤」を利用を推奨する先生もいるようです。
●妊娠を避ける為に、新鮮胚移植を避ける。
妊娠すると OHSSリスクは上がるため、すぐに妊娠させないために「新鮮胚移植」を避け、『全胚凍結』を選択するのがよいそうです。卵巣を休めて、コンディションを整えて「凍結胚移植」をしましょう!私も そうします♪
●採卵後に、注射や薬でホルモンを抑える。など
これは 厚生労働省の資料には 書かれていなかったのですが…
私が通っている病院では、採卵後に、注射や 内服薬で 予防を行ってくれました。
詳しくはこちらへ。⇒『OHSSの予防』
私はけっこうリスクが高い人なので、注意が必要でした!
過去、腹痛で苦しんだこともありました…。
考慮してくださった先生に 感謝です。。(人''▽`)
(上記すべての予防を実施したわけではありません。⇒『OHSSの予防』)
(※私に医学的知識はありません。だいたいの概要をつかむために調べてまとめているので、若干のニュアンスの違いはご了承ください。ただ、大きな勘違いなどありましたら、ぜひご連絡ください!)