30代後半(アラフォー)不妊治療ブログ

現在37歳。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、慢性子宮内膜炎。お金なくて、バイトしながら ギリギリでで治療しています。

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《不妊治療》『高プロラクチン血症』とは? 原因は? 治療で妊娠できるようになるの?

 

こんにちは。不妊治療がんばり中の30代後半の新米主婦のブログです。

最近いろんな人の妊活ブログを読ませていただくのですが、『高プロラクチン血症』という病気がよく出てきます。私が通う病院は、検査も説明も 少ないので、気になってきました…。

 

不妊治療 情報《目次》

 

◆不妊に関わる病気◆  

高プロラクチン血症

・どんな病気?

・原因は?

・治療で妊娠できるようになるの?

 

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目次

 

 

 

『プロラクチン』とは?

・脳の下垂体から分泌されるホルモン。

・妊娠・授乳中に分泌される。

・乳腺を刺激して 乳汁を分泌する。

・別名「乳汁分泌ホルモン」。

・排卵を抑制する。

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妊娠中に、母乳を出す指令を出すホルモンなんですね。母乳が出ている間は 次の妊娠をしてはいけないので、プロラクチンが 排卵や月経を 起こらせないようにする働きも あるそうです。授乳が終われば 血液中の「プロラクチン」濃度は正常化し、排卵も再開して、また妊娠が可能となるのだそう。なるほど、人間の体は よくできてますね!

 

 

『高プロラクチン血症』とは?

・妊娠中 授乳中以外の時期に、血液中の「プロラクチン」が異常に上昇した疾患。

・ふだんは問題がないのに、夜間や強いストレスを感じたときだけプロラクチンが上昇することもある。=「潜在的高プロラクチン血症」

・20~30代の女性に多い。

血液中のプラクチンが高い状態を指すんですね。気になるのは、「潜在的プラクチン血症」。普段は問題なく、一時的に異常が出る人もいるってこと…。はて…。 

 

 

『高プロラクチン血症』の発症率は?

・一般女性の 0.4%

・生殖異常のある女性の 9~17%

・無月経女性の 9%

・多嚢胞性卵巣の 17%

・乳汁分泌を伴わない無月経患者の15%

意外と多いんですね!不妊の原因としては上位なんだ。

そしてなんと、、多嚢胞性卵巣の人が 併発する可能性あるようです。それは気になります…(;´・ω・)

 

 

『高プロラクチン血症』の症状は?

・乳汁漏出

・月経異常

・排卵障害や黄体機能不全→不妊

・男性の場合、乳汁の分泌や性欲低下が現れることがある。  

・プロラクチノーマの場合、頭痛、視野障害などの腫瘍による圧迫症状。 

乳が出ていても 別にちょっとくらい かまやしません。『不妊』に悩む人にとっての問題は、排卵障害黄体機能不全です!!

恐いのは、「自覚症状」のない人も 多いらしいこと。不妊の検査にいったら、血液検査で判明した、という事例もたくさんあるようなんです。排卵できているかどうかなんて、本人にはわからないですもんね。

PCOS(多嚢胞性卵巣)も同じように 排卵が上手にできない病気です。私もこの病気、不妊検査するまで 自覚なんてありませんでした。「自覚がない」というのは、子供を授かりたい女性にとっては とっても困りますね。 

  

 

『高プロラクチン血症』の診断基準は?

・血中プロラクチン濃度を 測定する。(血液検査)(※ただし血中プロラクチンは変動しやすく、夜間、食後および排卵期周辺で高くなるため、複数回の検査が必要。)

・「潜在的高プロラクチン血症」が疑われる場合は、ホルモン負荷試験(TRH検査)を行う。(TRHというホルモンを注射し、その前後でのプロラクチン値を測定する)

私は 通院初めの頃、生理2日後の血液検査でプロラクチンの検査をしていました。今回勉強して、検査結果を見直して、はじめて知りました。( ゚Д゚)  いろいろ勉強してみるものですね。

結果は 正常値でした。でも、検査は1回キリ…「潜在的」の可能性は、ありますよね… (気にしだしたらキリがありませんね。(-_-; )

 

 

『高プロラクチン血症』の原因は?

・原因不明が多い

・強いストレス

・脳の下垂体にできた腫瘍による影響(「難病」下垂体性PRL分泌亢進症= プロラクチン産生下垂体腺腫=プロラクチノーマ)

・視床下部の機能異常

・ある種の薬の副作用(抗うつ剤や胃潰瘍治療薬など)

・甲状腺機能低下 など

結局のところ、『原因不明』がやっぱり多いんですよね…。(*´з`)

薬の副作用や甲状腺の機能低下などのように 明確に「原因」がわかれば、それに合わせて 対応が できるから、逆に安心しますね。

3つ目の『腫瘍』は 難病指定もされていて ちょっと怖いですが、最近は薬物療法でも腫瘍が消える事例が出てきているようです。医学の進歩はすごいですね!この病気はプロラクチンが異常高値(100ng/ml以上)の場合に疑われるそうですよ。

 

   

『高プロラクチン血症』の治療は?

・基本は、プロラクチン値を下げる 薬による治療。

・ある種の薬の副作用の場合は、原因の薬剤を中止。

・甲状腺機能低下の場合は、甲状腺ホルモンの補充。

・腫瘍がある場合は、場合によっては外科手術。

基本はお薬でプロラクチン値を下げられるんですね!なんだかホッ…(*´з`)

加えて、「プロラクチンが高い原因」がわかっている場合は、それぞれに 対応して治療する、という感じ。

 

 

高プロラクチン血症』治療で妊娠できるようになるの?

基本は、お薬で プロラクチンは 下げられるようです!

妊娠も 可能のようです!

(※いろんな事例があるので、絶対ではないです。)

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私は「潜在的高プロラクチン血症」なんじゃないかと 架空の不安に襲われもしましたが、いえいえ。いまは排卵誘発のお薬と注射で、きちんと排卵できているのです。排卵後に血液検査をしますが、黄体ホルモンにも異常は出ていません。問題なさそうです。ほっ… ひとつ、不安が解消されました。^^

 

この病気の人も、他の病気の人も、平等に 赤ちゃん授かれるといいなぁ。。

 

 

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(※私に医学的知識はありません。だいたいの概要をつかむために調べてまとめているので、若干のニュアンスの違いはご了承ください。ただ、大きな勘違いなどありましたら、ぜひご連絡ください!)

 

参考にさせていただいサイト

さくら女性クリニック

高プロラクチン血症 | 今日の臨床サポート - 診断・処方・エビデンス -