こんにちは。不妊治療がんばり中の30代後半の新米主婦のブログです。
※このページは、不妊治療をはじめたばかりの人に向けたものです。
体外受精などに進んでいる人は、もっと新しい日付のページをご参照ください。
私が通っている病院は、「検査」も「説明」も少なめです。
今更ですが、不安になってきました…
私の身体は 本当に妊娠できるのでしょうか??
そんなの わかるわけがないのですが、せめて、『私の不妊の原因として、可能性があるのは なんなのか!?』ということくらいは 知りたいです。
目次
女性の不妊の原因 6つ。
一般社団法人日本生殖医学会のサイトでは、さまざまな情報をまとめてくれています。その中で、『女性の不妊の原因』は以下の「6つ」に分けていました。
女性の不妊の原因
(1)排卵が できていない。
(2)卵管に異常がある。
(3)子宮に 異常がある。
(4)頸管に 異常がある。
(5)抗精子抗体が ある。
(6)原因が わからない。
今回は これらを基準に、ひとつづつ ピックアップして、自分に当てはめて 確認してみようと思います!
『不妊症の基礎検査』についてはコチラ。⇒[不妊治療の検査]
ちなみに(1)(2)と(男性不妊)が、『不妊症の3大原因』と言われているそうです。
(1)排卵が できていない。
排卵が上手に できない=「排卵障害」。
⇒精子が来ても、卵子がいない…。
・高プラクチン血症
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
・急な体重増加・過度のストレス etc
排卵が上手にできないことで、妊娠まで至ることができない人です。そもそも排卵できないのだから、精子が迎えに来ても、卵子がいないってことです。難所を潜り抜けて 命がけで 頑張ってきた精子も、びっくりですよね。いないんですもん。卵子ちゃん。
「排卵障害」の原因としては、「高プラクチン血症」「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」など。これらは 不妊治療の はじめの基礎検査のひとつ『血液検査』で すぐに判明します。
私もすぐに検査してもらっていて、「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」と診断されました。でも、私は お薬を服用することで、きちんと卵胞が育ち、注射で排卵させることができています。てことは、いま私が妊娠できない原因は 恐らく これではないですね!^^
『多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)』についてはコチラ。⇒[多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)]
『不妊症の基礎検査』についてはコチラ。⇒[不妊治療の検査]
(2)卵管に 異常がある。
卵管が 詰まっている。or 通りが悪くなっている。
⇒精子が卵子のもとまで たどり着けない。
・もともとの奇形
・子宮内膜症
・性器クラミジア感染症 etc
これも不妊の原因としては有名ですね。卵管が炎症を起こしたり、卵管の周囲が癒着したりして、卵管が詰まっている or 卵管の通りが悪くなっている状態です。
こうなると、精子が 卵子のもとまで 泳いでいくことができません。仮に精子が頑張って 卵子のもとまでたどり着いて 受精できたとても、今度は 受精卵が子宮に戻れないのですね。精子くんと卵子ちゃんの間に、がけ崩れが起きたトンネルがあるような感じでしょうか…。
この卵管が詰まりやすくなる原因としては、もともとの奇形だったり、「子宮内膜症」や「クラミジア」など引き起こしている可能性があるそうです。これらすべて、女性は自覚症状が少なく、気が付いていないことも多いそうです。
これらについても、不妊治療はじめの基礎検査(『血液検査』『超音波検査』『子宮卵管造影検査』etc)で 判明すると思います。
実際私も すべて検査してもらっています。私の卵管は、「よくはないけど悪くもない」と言われました。悪くはないので、妊娠できない ということでは ないそうなんです。
『超音波検査』についてはコチラ。⇒[『超音波検査』スカート必須?毛の処理は?]
『子宮卵管造影検査』についてはコチラ。⇒[『子宮卵管検査』は痛い?妊娠しやすくなるって本当?]
(3)子宮に 異常がある。
子宮に「筋腫」「ポリープ」「癒着」などがある。
⇒受精卵が子宮内膜に着床できない(着床障害)。
・子宮筋腫(特に粘膜下筋腫)
・一部の子宮内膜ポリープ
・子宮内腔の癒着 etc
子宮に「筋腫」「ポリープ」「癒着」などがある場合です。妊娠できなくて、当たり前ですね…。これらがあることで、受精卵が 子宮内膜へ着床できなかったり、精子が卵子へ到達できなかったり するそうです。そもそも すべての環境がわるいのだから、精子も卵子も どうしようもありません。荒れ果てた山で、精子くんと卵子ちゃんが 出会うようなものです。愛をはぐくむどころか、生き抜くことさえできないんですね。
基本的には、不妊治療はじめの基礎検査『超音波検査』などで 判明すると思います。が、一部(着床不全の原因「慢性子宮内膜炎」など)、特殊な検査でないと判明しないこともあります。
ちなみに、子宮の形自体が先天的に変形している場合があるそうですが、その場合は「不妊」ではなく、「流産」しやすくなるそうです。これは、『子宮卵管造影検査』をしてらえば判明することです。(たぶん。)
私は『超音波検査』も『子宮卵管造影検査』も してもらっていて、特になにも言われていません。しかし「慢性子宮内膜炎」など特殊なものは、検査をしてもらっていないので、わかりません…。
(4)頸管に 異常がある。
頸管粘液量(おりもの)が少ない or 質が悪い。
⇒精子が卵子のもとまで到達できない。
「頸管」とは、子宮の入り口のこと。「頸管粘液」とは、排卵期に増加する『おりもの』のこと。「頸管粘液」の量が少なくなると、精子が子宮内へ移動しにくくなるそうなのです。泳いでいくのが ネバネバの海なんて、精子くんが大変すぎます…。
これについては、採取して量・粘性・PHを検査すれば判明します。
私は 検査をしてもらったのか、資料は残っておらず、わかりません…。でも「超音波検査」のたびに、先生は 「おりものも いい感じだね」と 触診では確認してくださっています。明確ではないですが、おそらくこれは私の不妊原因では ないと思われまます。
(5)抗精子抗体が ある。
『免疫異常』で『抗精子抗体』ができている。
⇒女性の身体の抗体が、精子を攻撃してしまう。
何らかの『免疫異常』で、女性の身体の抗体が、精子を異物と判断して攻撃してしまうことがあるそうです。この抗体を『抗精子抗体』というそうです。つらいですね、精子くん頑張って会いに行ったのに、卵子ちゃんの護衛に やられちゃうなんて…。。
これについては、『血液検査』でわかるそうですが、基礎検査に含まれない病院が多いようです。「フーナーテストで異常が出た人は検査します」といった病院も あるようでした。
「抗精子抗体」の治療としては、『体外受精』が第一選択治療となるそうです。体外受精なら、精子は 女性の身体の中に入らないので、抗体に やられることがないですもんね。
私は残念ながら「フーナーテスト」も「抗精子抗体検査」も 行っていません。話も聞いていません。…ということは、これが原因の可能性もあるってこと?(⇒その後、体外授精に移ってもまだ結果は出ていません。)
(6)原因が わからない
原因不明。検査では見つからない原因が 潜んでいる。
出ました、『原因不明』。検査をしても『異常なし』と言われるのに、妊娠できない人です。なんとまぁ、『原因不明』は 不妊症の10~15%を占めており、どんどん増えていると推測されているそうです。高齢の妊活が増えたため なのだそう。
また、そもそもの「卵子」の染色体に異常があると 妊娠できないとされていますが、日本ではその検査が ほとんどの病院では できないため、原因不明に分類されてしまいます。
「卵子の染色体異常」については ⇒[コチラ]
最近 新たに上がっている不妊の原因。
一般社団法人日本生殖医学会のサイトを参考に、上記の6つのカテゴリを見てきましたが… これらは 基本のキ。多くの原因になっているものが 挙げられています。「『不妊治療』に挑戦する 最初の確認」として、見てください。
最近はどんどん新しい情報が上がっていて、今まで未解明な部分が多かった「着床」の問題や、「不育症」の部門,、「ミトコンドリア」などの話も どんどん更新されています。治療を受ける側も、日々勉強です。。
「着床障害(着床不全)」については ⇒[コチラ]
「不育症」については ⇒[コチラ]
「ミトコンドリア」については ⇒[コチラ]
『不妊症の基礎検査』についてはコチラ。⇒[不妊治療の検査]
私の不妊の原因として、可能性があるのは なんなのか?
上記のように ひとつづつ確認してみて、『私の不妊の原因として、可能性があるのは なんなのか!?』については、以下。
(1)排卵 ←問題なし。
(2)卵管 ←大きくは問題なし。
(3)子宮 ←たぶん問題なし。
(4)頸管 ←たぶん問題なし。
(5)抗精子抗体 ←不明。
(他)卵子の染色体異常 ←不明。
私の不妊の可能性としては、「抗精子抗体」と「染色体異常」が有力でしょうか…。もちろん、絶対ではないですが、今後 人工授精を繰り返しても うまくいかなかったら、まずは、抗精子抗体の検査をしてもらうべきなのかな、と思います。
不妊の原因なんて わかるはずもないですが、でも、少しでも 自分のいる位置が客観的に見えるって大事だと思います。
また明日から、日々 がんばりしょぉ~