こんにちは。
不妊治療がんばり中の、30代後半の 新米主婦のブログです。
『胚移植』と言っても、実は、どの段階で移植するのか?どのグレードのものを移植するのか?とか、いろいろあるみたいです。知らなかったので、お勉強です!
目次
『初期胚』と『胚盤胞』の違いは?
『初期胚』…受精から培養されて2~3日目の胚
『胚盤胞』…受精から培養されて5~6日目の胚
体外受精/顕微授精にて、「卵子」は「精子」と受精して、『受精卵』となります。『受精卵』は、その後しばらく 培養されて、成長します。その成長過程に、『初期胚』と『胚盤胞』という段階があるんですね!(写真参照)
培養から2~3日目を『初期胚』、5~6日目を『胚盤胞』というそうです。実は、どっちの段階でも『移植』は できるのだそうです。私が通っている病院では、問答無用で『胚盤胞』での移植なので、知らなかったです!( ゚Д゚)
『初期胚』が『胚盤胞』になる確率は?
『初期胚』が『胚盤胞』まで育つのは、50%。
『初期胚』すべてが『胚盤胞』まで無事に育つわけではなく、『初期胚』が『胚盤胞』まで育つのは、50%ほどだそうです。つまり、『胚盤胞』まで培養を続けると、移植できる胚の数は 半分ほどに減っているということ。
ん?じゃぁ、『初期胚』の段階で ぜんぶ凍結しておいてあげた方がいいんじゃないの?と思いそうですが、培養によって『胚盤胞』まで育たないのなら、お腹の中でも育たないのではないか?とも考えられますよね。その答えについては、今の医学では わからないそうなのです。どっちが いいのか、については、最終の「妊娠率」で確認するのが 良さそうです。
『初期胚』と『胚盤胞』、「妊娠率」がいいのは どっち?
『初期胚』だと 移植回数は増えるけど、妊娠率が低い。
『胚盤胞』だと 移植回数は減るけど、 妊娠率は高い。
⇒トータルで考えると、『初期胚』と『胚盤胞』には 差がない!
え!差がないの??
わかりにくいのですが、イメージとしてはこんな感じ。↓
例えば…
『初期胚』採卵できたのは10個。妊娠率10%。
『胚盤胞』まで育ったのは3個。妊娠率30%。
上記のような確率・回数だと、
『初期胚』移植10回 × 10% = 妊娠1回。
『胚盤胞』移植3回 × 30% = 妊娠1回。
ね、結果、妊娠回数は同じになりました。といっても もちろん!これは あくまで理論上で、こんなにキレイに数字にはできませんよー!!
で、これだけ聞くと、移植回数が少なくて済む = 妊娠までの期間が短くて済む『胚盤胞』で 挑戦するのが 絶対いいじゃないか!?となりそうですね。だって、不妊治療はできる限り「最短期間で終わらせたい」というのが 一般の希望だから。
ただ、もともと 採卵できる数が少ない人にとっては、『初期胚』から『胚盤胞』に培養する過程で 数が減って、移植を挑戦できる回数が減るのは ツライですよね。お腹の中なら『胚盤胞』まで育てる胚だったかもしれません。場合によっては、採卵したのに『胚盤胞』まで育つ卵が ゼロだった!なんてことにも なりかねない… それは困りますよね。
だから、採卵数や、体質、本人の希望などを考慮して、『初期胚』移植か『胚盤胞』移植か、最終的に 先生がご判断くださる という感じのようです。
現在、どっちの方が多く行われているの?
ほとんどの移植(7割)は『胚移植』。
過去を さかのぼって、集計している記事がありました。
移植が行われている割合は、
『初期胚』28%『胚盤胞』72%
妊娠が確認された人の 移植の割合は、
『初期胚』19%『胚盤胞』81%
やはり、現在行われているほとんどの移植(7割)は、『胚移植』のようです。でも、3割くらいの人は、『初期胚』移植をしているんですね!そして、『初期胚』でも妊娠できている人も一定数いるんですね!(*'▽')(2020年8月の記事なので、信頼性は高いと思います。)
やっぱり、採卵数や、体質、本人の希望などを しっかり考慮することが大事ですね。。
いろいろ 知らないこと だらけです。
気になることが どんどん出てきます。
次は、『初期胚』『胚盤胞』それぞれの 評価基準を知りたいです!
(※私に医学的知識はありません。だいたいの概要をつかむために調べてまとめているので、若干のニュアンスの違いはご了承ください。ただ、大きな勘違いなどありましたら、ぜひご連絡ください!)
参考にさせていただいた記事はコチラ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000055467.html
https://ameblo.jp/hanabusa-clinic/entry-12414999895.html
https://ameblo.jp/hanabusa-clinic/entry-12415001778.html?frm=theme