こんにちは。
不妊治療がんばり中の、30代後半の 新米主婦のブログです。
「採卵」から「移植」まで日にちがあくと、時間ができて、調べ魔になっています…。
調べるうちに、知らない言葉が出てきました。
⇒不妊治療 情報《もくじ》
目次
移植の方法。
移植の種類は、『初期胚移植』と『胚盤胞移植』、大きく分けて2つだと思っていました。実は他にも あるんですね!医学の進歩!
●『初期胚移植』
●『胚盤胞移植』
●『2段階移植』
●『SEET法』
『初期胚移植』と『胚盤胞移植』については、以前に調べたことがあります。ほかの方法は 知らないので、ひとつづつ調べてみました!
まずは復習、 『初期胚移植』と『胚盤胞移植』。
●初期胚移植●
『初期胚』を 移植すること。
体外受精/顕微授精を経て無事に 受精できた『受精卵』は『胚』となり、培養されます。培養開始から2~3日目が『初期胚』です。
その『初期胚』を、排卵(採卵)から2~3日後の女性の身体に戻すことを『初期胚移植』といいます。
●胚盤胞移植●
『胚盤胞』を 移植すること。
同じく、培養開始から5~6日目を『胚盤胞』といいます。
その『胚盤胞』を、排卵(採卵)から5~6日後の女性の身体に戻すことを『胚盤胞移植』といいます。
コチラ⇒[胚移植は『初期胚』?『胚盤胞』?どちらが良いの?妊娠率の違いは??]
●2段階移植法●
『初期胚移植』と『胚盤胞移植』の「両方」を 同じ周期に行う方法。
なんで わざわざ『初期胚』と『胚盤胞』なの? 例えば『初期胚』を2個移植じゃダメなの??と思いましたが、ちゃんと理由がありました。
まず、通常の女性の身体の中では、『受精卵』となった『胚』は 卵管を通りながら(分割をしながら)、「もうすぐ子宮に行くよ!着床したいよぉ!」っていうシグナルを 出しているのだそうです。それを子宮内膜がキャッチして、「着床の準備」を進めるのだそう。それが 通常の妊娠の仕組みだそうです。
これと同じ状態になれば「着床率」は 上がるはず!
ということで、まずは、排卵(採卵)後2〜3日目に『初期胚』を移植します。
移植された『初期胚』は、シグナルを出すのです。「着床したいよぉ!」って。そのシグナルを子宮内膜がキャッチして、「よっしゃ!準備するで!」って「着床」に備えて準備します。
「着床の準備」ができた状態になったところで、『胚盤胞』を移植します。「着床の準備」ができているので、『胚盤胞』は着床しやすくなるっていう理屈だそうです。
なるほどー!(゜o゜)
結果は良好で、とある病院では以下のようなデータが 出ていました。
着床率 25.7%⇒59.7%にアップ。
臨床妊娠率 11.1%⇒30.0%にアップ。
(初期胚2個、胚盤胞1個移植のデータ)
ただ、移植数が2個になるため 多胎妊娠になる可能性が高くなることが問題となっているそうです。
現在では、移植胚数は 原則1個になっているため、『2段階胚移植法』は減っており、『SEET法』へと移行しているそうです。
●SEET法●
『胚盤胞』に育つ過程の「培養液」を、『胚盤胞移植』の前に 子宮に入れる方法。
よくわかりません…。でもこちらも、理由を知ったら 理解できました!
体外受精/顕微授精を経て無事に 受精できた『受精卵』は『胚』となり、培養されます。その培養の際に『胚』が入っている液を「培養液」と言います。
この「培養液」には、『胚』から出た物質が含まれます。これにはなんと、「もうすぐ行くよ!着床したいよぉ!」っていうシグナルが含まれているのです!!( ゚Д゚)
なので、いざ『胚盤胞移植』を行う数日前に「培養液」を子宮に入れると、子宮内膜は勘違いして「着床の準備」を しちゃうのです。準備ができているので、『胚盤胞』を移植したときに、着床しやすくなるのだそうです!
なるほどー!(゜o゜)
この方法については、同じ周期に『胚盤胞』と「培養液」両方が必要なので、必ず『凍結胚移植』でないとできません。
こちらも 結果は良好で、とある病院では 以下のようなデータが出ていました。
着床率 68.0%⇒92.0%にアップ。
臨床妊娠率 56.0%⇒80.0%にアップ。
いろんな方法があるんですね。
私が通う病院では、問答無用で『胚盤胞移植』一択なので、悩む必要はありません。
でも、今後、うまくいかなかったときの知識で。^^
まだまだ、知らないことだらけ…。
参考にさせていただいたサイト
https://goto-ladies.com/treat/seet.html
https://www.lc-kitahama.jp/treatment/advanced/et.html
(※私に医学的知識はありません。だいたいの概要をつかむために調べてまとめているので、若干のニュアンスの違いはご了承ください。ただ、大きな勘違いなどありましたら、ぜひご連絡ください!)