こんにちは。不妊治療がんばり中の、30代後半の新米主婦のブログです。
益若つばささんや 上原さくらさんが『ミレーナ(避妊リング)』を付けたということで、テレビで紹介されていました。
不妊とは全く逆のことのように聞こえますが、そういうわけではない。
「知らない」ってダメですね。
また、気持ちは同じ気がして とても励まされたので、紹介です。
『ミレーナ(避妊リング)』ってなに?
目次
『ミレーナ(避妊リング)』ってなに?
*子宮内に装着するタイプの避妊具
*過多月経や月経困難症の治療薬
『ミレーナ』は「避妊リング」や「IUS」とも呼ばれています。
ミレーナは 子宮内に装着するタイプの小さなT字型の医療器具です。ミレーナを子宮内に入れると、ミレーナから 黄体ホルモンが継続的に放出されるそうです。放出期間はなんと5年!黄体ホルモンの影響で、子宮内膜が薄い状態を保つことができます。それにより「避妊」としての効果と、「治療薬」としての効果があるそうです。
「避妊」としては、子宮内膜が常に薄いため、着床しないのだそうです。「治療薬」としては、同様の効果により、過多月経や生理痛などの軽減に有効性を示しすのだそうです。なんと、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症等による過多月経や月経困難症の治療として使用する場合については保険適用なんだそうです。(2014年~)
どうしても、「避妊」としてのイメージが強いですが、実はそうじゃない。月経痛に苦しんでいる人の「治療薬」でもあるんですね。
避妊具として「IUD」という似た名称のものもありますが、別物です。
「IUD」…子宮内にIUDという異物を入れることにより、子宮内膜に軽い炎症を起こし、精子の運動を阻害したり、受精卵が着床することを防ぐ避妊法。
メリットは?
*避妊失敗が 0.14%と低い。
*効果が5年間と長い。
*低用量ピルを服用できない方でも使える。
*低用量ピルのように飲み忘れなどを気にする必要がない。
*性交渉は変わらずできる。
デメリット(副作用)は?
・3ヶ月以内の自然脱出が4%ある。
・病気や体質によって装着できない人もいる。
・定期的な検診が必要。
・生理周期の変動、腹痛、卵巣嚢胞などの副作用が出る人も稀にいる。
ミレーナを挿入してから数日間は、おりもの・下腹部痛・腰痛等の症状が出る可能性があり、また 装着後3〜6ヵ月間は、生理の時期以外にも少量出血する場合があるそうです。でも これらの症状は、時間の経過と共に落ち着くため、心配する必要はないとのことでした。
装着時に 痛みはあるの?
装着時の痛みは、出産経験によって変わるようです。
*出産経験がある人…出産によって子宮口が開いているため 痛みを感じることが少ない。
*出産経験がない人…痛みを感じる場合がある。(装着する前に子宮口を広げる事前処置を行うそうです)
また装着直後は 腹痛・腰痛等の症状が出る人もいますが、ほとんどの場合 数日でひくそうです。
妊娠したくなったら 途中でやめれる?
5年経たなくても簡単にミレーナを取ることができ、取ってしまえば また妊娠できる体に戻るそうです。
「知らない」から誤解が生まれる。
ワイドショーでは、上原さくらさんが、ブログで性的なコメントがあって不快だったと話していました。
「これで性に奔放になれる」みたいのコメントだったそうです。
ま、それはコメント書く人が変なだけで気にすることはないけれど。
上原さんと益若さんは、月経痛がひどく、生活に支障が出るほど困っていたから 装着をしたそうなんです。
上原さんは「知ってほしいから」と取材を受けたそうです。
益若さんも「知ってほしいから」ユーチューブで公開しているそうです。
同じように痛みで苦しんでいる人に、こんな選択肢もあるんだということを知ってほしい。
加えて、「避妊」目的だけではない、恥ずかしいことではない、ということも知ってほしい。
テレビでは、男性もこんな話をきちんと聞いて理解するべきだ、『避妊リング』っていう名前で浸透してしまっているのも悪い、などいろいろと討論していました。
なんというか、その討論を聞きながら、不妊治療も同じだなぁと思ったんです。
不妊治療に否定的な人もいますよね。
また、社会の理解もまだまだ足りないですよね。
もっと理解が深まれば、もっと経済的負担が減れば、
オープンに、前向きに、治療に取り組める人が増えるんじゃないかなぁ。
自信をなくして小さくなっちゃう人が減るんじゃないかなぁ。
私はいつでもオープンですが、小さくは なっちゃいます。苦笑
不妊の人も、月経痛がつらい人も、みんなそれぞれ、悩みがあるというわけで。
いろんなことを知っていきたいなぁ、と思いました。
ということで、恥ずかしながら知らなかった『ミレーナ』を勉強してみました。
いつかお世話になる日がくるかも?しれませんよね。
人生だれにもわからない。